好きなものだけしかないので

球体関節人形やらうまやらなにやら配慮せず語るだけの場所

友達とソロウェディングした

ウェディングドレス遊びがしたかった

いや、まず詳しく話そう

友人や親戚も結婚式を挙げたりなんなりする年頃だ。親や親戚に相手はいないのかとせっつかれるくらいには歳を重ねた。いつも余計なお世話じゃい、をオブラートにくるんで返している

とはいえ心はいつまでも女児なオタク、元ロリィタの性も相まって【ドレス】というものがめちゃめちゃに好きなのだ

結婚はしたくないけどウエディングドレスは着たいなという欲望が溢れ出してきた

ちょうど年齢的にもキリがいい年に片足を突っ込んでいて、じゃあいっそソロウェディングするか!?という目論見を数年前からしていた

していなかったのは一人でやる度胸がなかったからである

どんなソロ活()も大体こなしてきたプロのボッチであるが、なんというか気恥ずかしさが凄かったしそれ以上にキャラじゃないという思いがあった、やるなら友達と騒ぎながら楽しくやりたかったのだ だってハレの日って本来そういうもののはずですしおすし

というわけでいつも遊んでくれる友人と共に二人でソロウェディングすることを決定!

色々フォトウエディングのサイトを見るうえで考えいたのはどんなプランにするか

シンプルにウェディングドレス着て写真撮りたい!までは決めていたけど推し活を組み合わせるか個人的にほんのちょっぴり悩んだのだ

推しと結婚したいか……と聞かれるとそこまでではない。健やかな推しは見たいけど恋愛しなくていいかなあとなる。長いことオタクやってると過激な夢女もそんな風に変化するからわからんもんだ

けれどじゃあ、子どもの頃はどうだっただろうか

そう考えて考えて、考えた結果

初恋のウルトラマンと結婚したかった子どもだったなァと思ったのがすべての元凶だ

初恋のウルトラマンウルトラマンアグルだ。ウルトラマンガイアに出てくる二人目の青いウルトラマン。海の光の巨人。にガチ恋していたのだ幼少期の自分は

じゃあ夢を叶えちゃおう!となるまで早かった うるせえ自分で稼いだ金で子供の頃の夢を叶えるだけだ!と開き直ってしまえば気楽なものだ

さすがに色んな意味で御本人(スーツ)は難しいので公式から出ている推しの指輪(カラータイマーモチーフ)と推したちのぬいぐるみ(ふわふわおすわり)にご同席してもらうことにした

友人はここを見ているしなんならウルトラマンに狂う姿をリアルタイムで見ているので大丈夫!スタッフの方もプロでしょうし狂ったオタクは見慣れてるはず!!と走り出した衝動はもう止まらない

ということで友人と色々調べてDRERICH横浜店さんにお願いすることにした(https://www.drerich.jp/yokohama/)

ヘアメイクカメラマンさんありのプランでガールズフォトプランがある、もう言うことなしだった

友人がアポと予約を取ってくれたので私は何もせず(すまん)もういくつ寝るとソロウェディング×2というようなワクワクした心持ちで過ごしていた

当日

ヘアメイク込みだったのでノーメイクで中華街に集合する ほんとメイクないと朝の支度が楽ですな……マスク必須だけども しかし夏は暑い今年の夏は更に暑い、と言いつつのてのてDRERICHさんの店舗へ その時点で滝汗の私

優しいスタッフさんに案内された部屋にはたくさんのドレス この時点でどのドレスにしようか悩んでしまった

一応理想は決めていたのだ

アグルは海の光の巨人である そんな彼のオタクもとい女としてのソロウェディングであるならば マーメイドラインのドレスが理想的だった(オタクの体型は考えない) ついでにいえばアクセサリーはシルバー系でパールのものであればパーフェクト

というのをオブラートに(推しのことを省きつつ)包みながらスタッフさんとドレス選び 時間がかかるのは想定済

問題はドレスの色だった 仕事以外基本引きこもり故の不健康な色白なのでまーベージュよりの白が似合わない似合わない ロリィタ時代も生成りやオフホワイトは苦手で本当に白じゃないとなんか幽霊になる あと個人の嗜好でチュールレースよりシルク系が好み

というのを加味して二着ほど試着し、新作だというトルソーに着せられていたマーメイドラインのドレスに決定した ベースはシルク系だがところどころに波のような花のレース飾りと真珠が縫い付けられていたのが好みとアグルの女としての解釈にド一致だった 選ぶの早いと驚かれた 

友人はもう少し悩んでいたがAラインのドレスにしていてとても似合っていた 王道かわいい

そこからヘアアクセサリーやイヤリングを選びヘアメイクへ移動

ヘアスタイリストさんもメイクをしてくれたスタッフさんもめちゃめちゃに気さくに話しかけてくれて緊張がほぐれた その辺りで友人がジャニオタを暴露 そしたら来てくれるカメラマンさんがジャニオタだと発覚 楽しい祭りの予感 オタクはオタクの発狂大好き

先にメイクしてもらった友人から写真を撮る場所へ移動 同時くらいにカメラマンさんが到着したらしくキャッキャしてる声がメイクしながら聞こえてきた これは神回

めちゃめちゃに陽のオタクなカメラマンさん、本当に盛り上げ上手でたくさんテンションあげてくれました

最初にうちわを装備した友人から写真を撮ることになり、ドレス選びを手伝ってくれたスタッフさん(この方もジャニオタだった)のナイスプレーによりBGMもジャニーズに めちゃめちゃ楽しかった

ちなみにメイクをしてくれたスタッフさんはKのオタだった ヘアスタイリストさんは確かバンドだったと記憶している 私は筋少くらいしか追っかけたことないので……と話したら「年齢!?」と言われたしヘアスタイリストさん以外には通じなかった 悲しみ

そうこうしているうちにぬいぐるみを装備したオタクの番に

推しがウルトラマンで!と既に話していたのでスタッフさん皆様暖かく見守ってくださいました そしてBGMはTAKE ME HIGHERに V6!

カメラマンさんが本当に構図からポーズまでキメキメに決めてくれたおかげで奇跡のショットが撮れました 楽しかった 元々コスプレも嗜んでいたオタク故にポーズを要求されてもそれなりに動ける 恥じらい?そんなもの演劇部やってたときに捨てた

いやもう途中からめちゃめちゃ楽しかった!としか思えなくて オタクに優しいソロウェディングさせてもらえたんですわ とにかくスタッフさんたちが盛り上げ上手でオタクに優しい 楽しい!としか言えなかった もはや記憶が曖昧で仕上がった写真を見せてもらってあーこんなポーズしたなあ!レベル 脳みそがヤバい

ヘアメイクしてもらったまま食べ歩きとかしました 全体的な満足度がめちゃめちゃ高い一日だった 本当に楽しかった……

ソロウェディングとDRERICHさんはいいぞ